くぇ45を買ってからコツコツと暗室の準備を行った。
欲しいものがあったので行きたかった中古カメラ市には結局行くことは無かった。
もう、あずさに乗ること自体がリスクだと思ってる。
ということで、オク!にホムセンにお金をばらまいた一か月です。
まずはカラーの印画紙と薬品、保存ビン・・・、結構準備がいる。
世の中には旧藤本写真工業のCP30シリーズがないとプリントなんてできないという人もおるが、大学時代にはバットと三色フィルターとモノクロ引き伸ばし機でプリントしたものだからモノクロ用の延長程度で準備した。
バットはステンレス。オク!で買った大4ツ用に発色現像と漂白定着液をそれぞれ2ℓ準備する。発色現像だけ30度くらいに調整しておく。(重要なのは温度が一定であること)
液からは薬品臭がひどいので塩ビ管をつないだ局所排気をON。これができるまで夜に窓を開けていたのでユキフル中寒かった。
排気ができるようになったので窓を完全にふさぐことにした。
今までガムテでプラ段黒を止めていたが昨年の夏の暑さで反ってしまった。
ので、窓枠の内側に木枠を組み、画鋲で止めてしまった。(親の建てた家にホイホイ穴は開けたくないね)遮光をするのに暗幕や専用の小屋は一万円を超えてくるのでプラダンはオススメ。一畳くらいが500円で遮光性100%。後アルミホイルは金属なので確実に遮光可。
ここまで来てやっとこさプリントを開始した。
レンズは古いフジナー75/4.5をはじめに使った。これは会社の倉庫整理でもらったもので、時代のわりに傷はなく飾ってあった。
ダイクロックの引き伸ばし機なので覆い焼ができる!3色フィルターを持ち替えてた時は両手が埋まってたからな~。
真ん中は発色現像を終え、水洗の時に電気をつけて漂白定着に入れたらこうなった。
僕はカラーネガはコダックがメインで使っている。これは高校の時から。富士の安いのはクラスメイトを撮るには色が病的に映ってしまう。今思えば写真屋さんの設定だったかな?なのでアクロスがショックはあったけど、プレミアムやビーナス、C200の廃版のニュースは結構遅く入った。
今のくぇ45では50mmのレンズが使えないボードがついているが、よく見たらボードの上にレンズが乗りそうだ!
絞りをF8にしたN EL-NIKKOR50/2.8をレンズボードに乗せ慎重にセット。
思った通り焦点を結ぅぶ?
ネット情報の通りエルニッコールは解像が悪いのかフィルムの色素が見えない。半世紀前のフジナーでは見えていたのに。
馬だけ見てたらおじさん黒くなっちゃったミスプリ。上のプロイメージとしたのエクターでカラーバランスがすごい違う。エクターはリバーサルっぽさがあるけど難しいね。
あと、二度目くらいのコミケ。初々し。
ここまでやって、絞りを操作したい!カラーに耐えるレンズが欲しいってことでオク!った。
レンズはロダゴンWA60/4。傷は多いけどまあいいや。此のレンズは標準域の焦点だけどWAの名前のおかげで6×6までのイメージサークルがある。マミ6を持ってはいるけど6×7メインなのでちょっと期待して買った。
あぁ、ちゃんと粒子が見えてきた。
135の画面サイズは六ツは行けた。大四つはきついな、凹みボード・・・。
レンズの傷は同心状にまんべんなく。ただ、光線は点でなく絞りを通る面なので二絞りくらいなら大きな傷さえなければ影響ない。後、引き伸ばしレンズは消耗品の記事を目にするがバルサムさえ逝ってなければメンテで復活できる。曇りの原因はきっとグリスの蒸発だろう。集散光式の熱でレンズがゆがむとかコートが痛むとかはないと思う。レンズがゆがむ温度ってネガ燃えてるだろうし...
もし、カラー暗室を始めるならバットがおすすめ。CP(機械現像器)やワンショットだと2ℓで25枚が限界らしいけど、バットでフィルターの補正をすれば80枚は行けるみたいだよ。
人の来ない桜を探さないとな。